江戸の警察官「与力」と「同心」八丁堀七不思議にみる彼らの独特の暮らしぶりとは【後編】 (3/4ページ)
旦那であって殿様にあらず
「女湯の刀掛け」に見られるように、江戸の人々は、いざという時に自らの利益に直結する与力・同心に、日頃からさまざまな便宜を図っていたようです。
このことから八丁堀七不思議のひとつに「金で首がつながる」というのもあります。首が飛ぶような罪であっても、賄賂によって手心が加えられたことを揶揄するものです。今の時代から見ればとんでもない話ですね。
1849年(嘉永2年)の築地八町堀日本橋南絵図 (Wikipediaより)
他にも、八丁堀七不思議には「奥様あって殿様無し」というものもありました。
八丁堀は日本橋に隣接する地で、与力には300坪、同心には100坪が拝領されました。