江戸商人はコスプレで勝負!巨大トウガラシを抱え売り歩いた「トウガラシ売り」のビジネスセンスよ (2/3ページ)

Japaaan


著作堂 [著]『近世流行商人狂哥絵図』,写,天保6(1835). 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11038510 (参照 2025-08-27)

ほかにも、紙くず、火鉢に入れる灰、蛍、鈴虫など、驚きのものまで売られていました。

江戸時代にトウガラシが人気になった理由

落語などでも、江戸っ子がお蕎麦を食べる、というシーンはよくありますよね。実際、江戸時代にはお蕎麦が大ブームとなり、お蕎麦屋さんは3000軒以上あったと言われています。そして、お蕎麦の薬味として人気になったのがトウガラシでした。

そもそもトウガラシは、中国を経由し、慶長期(1596~1615年)に日本に伝わったと言われています。そして、嘉永2年(1625年)、漢方薬の研究家であり薬の調合師の
中島徳右衛門(なかじまとくうえもん)が、漢方薬をヒントとして、七味唐辛子を考案しました。「からしや」を創業し、七味唐辛子を販売したところ、大ヒットとなりました。

トウガラシ売りの戦略とは?

トウガラシ人気にあやかり、トウガラシの粉を売る「トウガラシ売り」が登場しました。特筆すべきは、その見た目。なんと、約180センチメートルの大きな張りぼての唐辛子を抱えながら売り歩いていたというのです。

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