料理は高い、会場は常に大混雑 「駆け込み」でカオスな万博は行くべきか (1/2ページ)
「EXPO 2025 大阪・関西万博」(万博)は来月13日の閉幕まで1カ月を切り、駆け込みの来場者で連日にわたって大混雑している。閉幕まで毎日「大変混雑」となり、週末にかけて来場予約の空き枠がない日も多く出現。総来場者数が20万人を超える日も多くなり、平日でも空いている日はない状況だ。
今回、9月15日(月祝)に自腹で来場した筆者が、うそ偽りないカオスな現場をリポートしたい。まず、9月15日は来場予約の空き枠がない満員の日となった。万博では、「2カ月前抽選」「7日前抽選」「空き枠先着」と、人気パビリオンやイベントに予約申込できるのだが、当選するのは困難な状況が続いている。筆者も、全てで落選して何も予約できていないまま来場することになった。
現在、万博では来場日時の予約が必須で、「9時〜」「10時〜」「11時〜」など、入場する時間の枠を獲得しなければいけない。筆者は「10時〜」の枠に予約したが、2時間前の8時に現地入りした時点で同じ時間帯の入場者の中段より少し前のポジション。入場は前倒して行われたが、会場に入ったのは10時15分ほどになった。ここから当日の空きが出ている枠を予約できるのだが、指定された入場から10分後にサイトにアクセスすると、30分待ちの画面が表示される。たまたま、並ぶことができたパビリオンの行列を待ちながら、なんとかアクセスしたがあまり人気がない国の、夜遅い入場権利を獲得できただけだった。
20万人近い来場者の日では、有名なパビリオンは事前予約を獲得した入場者だけが楽しめる仕組みだ。不人気なパビリオンに入れないことはないが、それでも1時間以上待つことが多く、中には5時間待って入場するパビリオンもあったほど。「10時〜」に入場した筆者がこの有り様なので、それ以降の来場者はほとんど何も楽しめない状況になっていたことだろう。また、飲食ゾーンもかなり脆弱(ぜいじゃく)だ。パビリオンに付随している飲食店では行列ができ、1つ2500円以上するカレーを食べるのに1時間以上を要する。やっとの思いで買ったごはんも食べるところがなく、地べたに座って食事するしか方法がない。具があまり入っていない高額なカレーを、酷暑の中で地面に座って食べるのはかなり悲惨な状況だ。