「ピタゴラスイッチ」「バザールでござる」「だんご3兄弟」「I,Q」全部作ったのはこの人、佐藤雅彦 (2/4ページ)
計算の庭(桐山孝司さんとの共作/森美術館「六本木クロッシング2007」 展示風景)展覧会で体感した『作り方を作る』の世界


佐藤さんの仕事の根底にあるのは、『作ること』ではなく『作り方を作る』という発想です。キャラクターや物語を描くだけではなく、物事の仕組みそのものを考え直し、新しい方法論を提示する。その姿勢が、広告から教育番組、ゲーム、音楽にまで広がり、一見バラバラに見える作品群を生み出す原動力となっています。今回の展覧会は、その『作り方を作る』という思想を実際に目で見て、耳で聴き、身体で感じ取ることができる貴重な場でした。

会場の前半では、大人が夢中になる内容が多い印象。過去に放映された数々のCM作品の映像コーナーでは、誰もが一度は見たことのあるCMが並び、笑い声をあげながら楽しそうに沢山の方が見ていました。短い映像の中に、計算し尽くされたユーモア、音やリズムが潜んでいることに気づかされ、佐藤さんのセンスの鋭さを実感します。