朝ドラ「ばけばけ」儚かった結婚生活…トキ(高石あかり)のモデル・小泉セツの実際の出生と結婚の結末 (2/4ページ)
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朝ドラ「ばけばけ」雨清水傳(堤真一)のモデル、幕末の長州征伐で武功を挙げた小泉弥右衛門湊の晩年の苦境父は出雲松江藩の番頭と呼ばれる家禄300石の上級武士です。藩でも指折りの名家として知られ、581坪の土地に広大な屋敷を構えていました。
母方の実家・塩見家も、同藩で家老や中老といった要職を務めた家です。このまま何事もなく、江戸時代が続けば、セツの将来は約束されたはずでした。
ほどなくして、セツの人生を決める出来事が訪れます。
生後7日が経ったとき、セツは親族筋に当たる稲垣家(100石)へ養女として入ることになりました。これは、実子がいない稲垣家と以前から決められていたようです。
生後7日ですから、赤ん坊のセツにとってみれば預かり知らぬこと。真実を知ったのはずっと後だと考えられます。
養父・稲垣金十郎と養母・稲垣トミは、セツを我が子同様に大切に育てていきました。養祖父・万右衛門はセツを「お嬢」と呼んで大事にしていたようです。
ドラマの中で描かれる最初の家族のシーンがありましたね。あの家族団欒のシーンが、実は養家での風景を。
セツはそのまま、幼少期を現在の松江市内の中原町で送りました。171坪の敷地の中の屋敷で、のびのびと育った姿が想像できます。
しかし時代の荒波は、幼いセツをも激流の中に巻き込んでいくのです。
