「べらぼう」戻ってきた歌麿との絆!蔦重史上最高の“おふざけ”『写楽プロジェクト』完成を考察【前編】 (2/8ページ)
「べらぼう」な蔦重が好きで“尽くしてきた人々”
歌麿は、「この人(てい)が出家したいって言ってきた」と言います。「なんで?」と問う蔦重にドスの効いた声で
「好きだからさ。あんたを好きで、あんたのために仏のご加護を欲しいんだってさ……なんべんもおていさんに同じことさせんなよ!
世の中、好かれたくて役立ちたくててめぇを投げ出すやつがいんだよ。そういう尽くし方をしちまう奴がいんだよ!いい加減分かれよ!このべらぼうが!」
ていのことを言いながらも、今まで胸に秘めていた自分の想いを渾身の勢いでぶつけた歌麿でした。
初回から今までずっと「べらぼう」な生き方をしてきた蔦重。天才的なひらめきの持ち主で「こうと決めたらつっぱしる」行動で周りを巻き込んでしまう。けれども、困難や辛いことにぶつかっても「できるだけいい方に考える」ポジティブパワーで、平賀源内から教わった「書を持って世を耕す」を胸に、絶対に立ち止まらずに行動してきました。思い返せば、そんな蔦重の「べらぼうさ」に惹かれる人はたくさん。
“”大好きな蔦重のためてめぇを投げだすやつ”……といえば、やはり瀬川(小芝風花)。