年末年始の血糖値スパイクに要注意【忘年会シーズンで糖尿病リスク急増】 (2/5ページ)
さらに、寒さで体が冷えると、体温を維持するために高カロリーな食べ物を欲する生理的反応が起こります。特に甘いものや炭水化物への欲求が強まり、無意識のうちに糖質摂取量が増加してしまうのです。
年末の多忙によるストレスと睡眠不足
12月は仕事の締めくくり、大掃除、年賀状作成など、精神的・肉体的ストレスが最も高まる時期です。慢性的なストレスは、コルチゾールなどのストレスホルモンを増加させ、血糖値を上昇させます。
また、忙しさから睡眠時間が削られると、食欲を抑制するホルモンが減少し、食欲を増進するホルモンが増加します。その結果、特に夜遅い時間に高カロリーな食事や間食を摂取してしまう「夜食症候群」に陥りやすくなります。
研究によると、1日の睡眠時間が6時間未満の人は、7〜8時間睡眠の人と比較して、2型糖尿病の発症リスクが約1.7倍高いことが報告されています。
季節性の食材と料理による糖質過多
秋から冬にかけては、栗、さつまいも、かぼちゃなど糖質の多い食材が旬を迎えます。また、おでん、鍋料理、シチューなど、体を温める料理が食卓に上る機会が増えますが、これらには意外と糖質が多く含まれています。
特に注意が必要なのは、「ヘルシー」と思われがちな鍋料理です。ポン酢には糖質が含まれ、締めの雑炊やうどんで大量の炭水化物を摂取してしまいます。市販の鍋スープには砂糖やみりんが多く使用されており、1食で50〜60gもの糖質を摂取することもあります。
年末年始の定番であるおせち料理も要注意です。黒豆、栗きんとん、伊達巻など、甘く味付けされた料理が多く、お正月の3日間で通常の2〜3倍の糖質を摂取してしまうケースが少なくありません。