なぜラベル会社が農業に? 老舗企業が“森のキャビア”に賭けた理由 (3/4ページ)

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ひとつは、フィンガーライムの希少性が高いと言われているものの、栽培を始める農家が増えてきており、同じ方法では差別化が図れないと感じたためです。
もう1つは、私自身が農業の初心者だったことです。今思うと、少しでも農業経験があれば、迷わず土耕栽培を選んでいたかもしれません。
水耕栽培には、いくつか明確なメリットがあります。
まず、水やりの頻度を大幅に減らせることです。夏場は毎日のように水やりが必要になる場合がありますが、経験上、週に一度で十分だと感じています。そのため、数日間であれば水やりの心配をせず旅行にも行けます。
次に、肥料を無駄なく使える点です。土耕栽培では、肥料が地中深くに流れたり外に漏れたりすることがありますが、水耕栽培では養液がその場に留まり、必要量を抑えることができます。
結果として費用の削減にもつながります。
3つ目のメリットは、根の状態を直接確認できることです。栽培を進める中で、育成の鍵は根の健康にあると分かりました。根が元気であれば生育も良く、逆に状態が悪くなると枯れにつながってしまいます。
一方で、水耕栽培ならではのデメリットもあります。最も大きい点は、養液(肥料)の細かな管理が必要になることです。当社でも、毎週の潅水に合わせてpH(水素イオン指数・酸性・アルカリ性)とEC(電気伝導度、肥料濃度(塩類濃度))を測定し、水質の調整を行っています。
水耕栽培は、差別化と効率性を両立できる一方で、繊細な管理が求められる挑戦でもあります。

フィンガーライムの特徴と食べ方

フィンガーライムはオーストラリア原産の果実で、名前の通り指のような細長い形をしており、ライムの一種とされています。果実を割ると、小さな粒が弾けるようにあふれ出し、キャビアを連想させる独特の果肉を楽しめます。この見た目から「キャビアライム」や「森のキャビア」とも呼ばれています。

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