「夜の山道で車に乗せてくれた同世代の男性。彼との会話で鳥肌が立ったワケ」(大阪府・50代男性) (2/4ページ)
ガイドブックを見ながら、最寄りのバス停を目指し、かろうじて予定のバス停にたどり着いたものの、時刻表には、もう......。
意を決して、最寄りの駅まで歩くことにしたのですが、土地勘がなく、延々と続く道に心細くなってきました。
途中で宿を見つけたのですが、予約なしではと断られ、その内、日が傾いてきました。
おっさんひとり山の中です。山越えルートの予定でしたが、これは流石に危険と判断し、国道沿いを延々と歩き始めました。
道は舗装されていたものの、途中から街灯も無く、ほんとうに真っ暗闇でした。それでも歩き続け、50を超えたおっさんが泣きそうなくらい、不安でした。
ヒッチハイクを決意するも...スマホの道案内を頼りに21時頃まで歩いたところ、スマホが指示したルートは山道への誘導でした。山道な真っ暗です。いよいよ途方にくれました。
この時点で、朝から15時間歩き詰めの状態で、命の危険を感じたものです。意を決して、人生はじめてのヒッチハイクを決心しました。
しかし、車自体がたまにしか通らない。ましてや、暗がりの中で怪しげなおっさん。ほとんどの車は素通りしていきます。当たり前です。
諦めかけていたその時、通り過ぎた車がUターンして戻ってきてくれました。いやいや、涙が出ましたね。たぶん私と同世代の男性でした。

学生時代は千葉県に下宿されていて、バイクでツーリングする最中に多くの人にお世話になったこと等のお話をしました。娘の年齢も、ほぼ同じだと分かりました。
ここからが、不思議なご縁の話です。
重なる偶然、判明する共通点その方は四国に居ながらもお遍路をまわったことはないとのこと。しかし、たまたま、その日から、奥さんと娘さんがお遍路を始めたとのことで、家に帰っても暇だったこともあり、Uターンしてくださったそうなのです。
聞けば、奥さんと娘さんがお遍路を始めたきっかけは、愛犬が亡くなったこと。