戦国時代の陣中食「兵糧丸」はどんな味・中身だった?実際に食べたい方へレシピ紹介!
腹が減っては戦ができぬ……昔から言われるとおり、食は生活に大きな影響を及ぼしました。
それは戦国時代の人々も同じで、大将から雑兵に至るまで、食べずに戦い続けることはできません。
と言って過酷な戦場でいちいち料理している余裕もない……そんな時に重宝するのが兵糧丸(ひょうろうがん)と呼ばれる陣中食(携帯食糧)でした。
という訳で、今回はこちらの兵糧丸について紹介したいと思います。
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兵糧丸の小袋をタスキ状に連ねて携行した雑兵たち。『雑兵物語』より。
上杉謙信の事績を記した軍記物語『北越軍談』に、兵糧丸に関する記述がありました。
「兵糧丸のたぐいを腰の小袋に貯えておくのも、各自の才覚である」
近現代的な軍隊と異なり、安定的な食糧配給が期待できません。そのため、自前の食糧確保は武士の心得と言えるでしょう。
そんな兵糧丸の作り方は、各家や地方によって違いがありました。
『上杉家兵法書』越後・上杉家
→蕎麦・黒大豆・麻の実を粉にして酒で練り、丸める
『甲州流秘書』甲斐・武田家
→米粉・蕎麦粉・梅干・鰹節・鰻肉を酒で練って蒸し、天日に干す
……等々。これだけだとあまり味がなさそうですが、それぞれ追加で味つけしたのでしょうね。皆さんなら、どんな味をつけたいですか?
兵糧丸を自分で作りたい&実際に食べてみたい方へ
戦国武将が食べた兵糧丸を自分も味わってみたい!という方のために、食文化史研究家の永山久夫が独自レシピを開発しました。
曰く、いくつかの文献を元に現代人でも食べやすいよう工夫したとのことです。
【永山流・兵糧丸のレシピ】
A……白玉粉・蕎麦粉・小麦粉・黄粉・すり胡麻
B……砂糖・酒
※Aはすべて均一の分量、Bは好みで調整
一、すべての材料をよく混ぜ、練り上げる。
一、適度に固まったら、団子に丸める。
一、30分ほど蒸し上げる。
一、表面に黄粉をまぶす。
一、天日で1日干すと保存が利くようになる。
材料調達も調理もそこまで難しくなさそうなので、今度作ってみたいですね!
終わりに今回は戦国時代の陣中食である兵糧丸について、気になる中身やレシピなどを紹介してきました。
永山流レシピはもちろん、史料どおりに作ってみたり、自分なりにアレンジしたりするのも一興でしょう。
口いっぱいに頬張りながら、往時の人々に思いを馳せてみたいですね。
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武士たちの必携アイテム「兵糧丸」ってなんだ?戦国武将の武力を支えたその正体は…※参考文献:
永山久夫『武将メシ』宝島社、2013年3月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

