『豊臣兄弟!』小一郎(仲野太賀)と直(白石聖)、身分違いの結婚?絶望から武士の道へ…第2回放送を考察

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『豊臣兄弟!』小一郎(仲野太賀)と直(白石聖)、身分違いの結婚?絶望から武士の道へ…第2回放送を考察

恩人を非情に斬り捨てた兄・藤吉郎(池松壮亮)に恐れをなし、清州から帰って来た小一郎(仲野太賀)。武士になどならぬと言いながら、どこか未練を残している様子を母なか(坂井真紀)は見抜いていました。

そんな中、縁談が舞い込んだ幼馴染の直(白石聖)は結婚当日に式から脱走、野盗の襲撃によって破談となります。小一郎は計略をもって野盗を撃退するも、また別の野盗が現れて友人の信吉(若林時英)を殺されてしまいました。

村を焼き払われ、茫然とする小一郎と直。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

藤吉郎の誘いを受け、母と姉とも(宮澤エマ)に背中を押された小一郎は、ついに武士への道を歩み始めることとなります。

故郷を去る前に小一郎は直にプロポーズ、直がこれを快諾する展開に、多くの視聴者が衝撃を受けたのではないでしょうか。

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意気揚々と旅立った小一郎と直、そして藤吉郎の三人を見送るように、なか・とも・あさひ(倉沢杏菜)は「願いの鐘」を打ち鳴らすのでした。

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第2回放送「願いの鐘」今週も気になるトピックを振り返っていきましょう!

「きょうだいとは不思議なもの」市の苦しみ

己の心を殺し、覇道を突き進む信長の胸中を察する市。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

今川方に通じている織田伊勢守(織田信安)からの降伏文書を破り捨て、岩倉城攻めを命じた織田信長(小栗旬)。城は元より城下町を焼き払って女子供に至るまで殺し尽くす姿に、戦国乱世の厳しさを痛感させられたかと思います。

見せかけだけでなく、真の意味で尾張国を一統せねばならない。そのためにはただ勝つのみならず、勝った後にどう治めるかを考えなければなりません。

二度と逆らうことのないよう恐怖のどん底に叩き込むには、少しでも逆らえば情け容赦なく叩き潰す必要がありました。

そんな兄を見ている市(宮崎あおい)は、藤吉郎を呼びつけて苦しい胸中を打ち明けます。

「私が苦しいのは、兄もまた苦しいからであろう」

信長とて、まったく良心がないわけではありません。むしろ心を痛めながら修羅の道を突き進もうとしているのだ……そんな胸中が察せられます。

また領内では野盗が跳梁跋扈しており、無辜の領民たちが不条理に虐げられ、殺されていく現実も知っていたのではないでしょうか。

藤吉郎の苦しみ、小一郎の苦しみ

信吉の首を抱えて泣き叫ぶ小一郎。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

足軽として日々奉公に励み、自己研鑽を重ねていた藤吉郎ですが、周囲の目は依然厳しいものでした。

浅野長勝(宮川一朗太)にはこき使われ、城戸小左衛門(加治将樹)には痛めつけられ……いずれも亡き父・弥右衛門と縁があり、後の伏線となっているようです。

そんな藤吉郎は市の頼みで母から聞いた昔話「願いの鐘」を語り聞かせました。本当にそんな鐘があればいいのに……やがて藤吉郎と袂を分かつことを思うと、複雑な気持ちにさせられる一幕でした。

いっぽう小一郎は自分の気持ちを押し殺して直の縁談を祝い、家族のために百姓を続けるよう己に言い聞かせます。

しかし野盗の襲撃によって何もかも壊され奪われ、世の理不尽さを呪って泣き叫びました。

「わしらが何をしたと言うのか」「お前など、役に立たん足軽じゃ」「信長も信長だ。偉そうなことを言っても、わしらの作った米を食わねば生きていけんくせに、守ってもくれん」

しかしそれが世の中というもので、泣こうが叫ぼうが、生きていくには乗り越えていくしかありません。

かくして小一郎は、生きる力を得るために藤吉郎と一緒に行くべきか、葛藤するのでした。

小一郎と直、身分違いの想いが成就!

小一郎のプロポーズを快諾した直。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

直「すごいな、私って。小一郎ならそう言うと思ってた」

一回目は、直が縁談のあることを打ち明けた後で。二回目は、旅立つ小一郎が直に「一緒に来てくれ」と言った時に。

これまで自分の心を押し殺してきた小一郎が、初めて直に本心を打ち明けました。直もまた小一郎に惹かれながら、小一郎から申し出てくれるのを待っていたことでしょう。

かくして相思相愛、故郷を飛び出した二人の旅が始まるのでした……これにて第一部、完!と言ってもいいくらいの名場面だったかも知れませんね。

もちろん身分違いは変わっていませんから、直の父である坂井喜左衛門(大倉孝二)が許すはずもないでしょう。実際許していませんでした。

しかしそこは小一郎、これまでせっせと「兄の墓」に貯め込んだ銭を丸ごと渡して結納代わりに……ってこんな端銭で娘を渡せるか、この泥棒兄弟め!果たしてこのまま諦める≒小一郎との仲を認めるのでしょうか。

藤吉郎に妻の心を盗まれ、今度は小一郎に娘の心を盗まれ……まったく踏んだり蹴ったりですね。

「お天道様みたいにおなり」母の願い

朝日を仰ぎ見る豊臣きょうだい。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

8年前に小一郎を助けるために仏画を盗ませた藤吉郎。今度は藤吉郎を小一郎が助けてやってほしい……母なかは方便(要するに嘘)を使って、小一郎の背中を押してやるのでした。

でも自分がいなくなったらみんなが困る……と思ったら、姉ともに婿が来てくれることを知らされます。だから私たちは心配しなくていい。そう聞いて、小一郎も安堵したことでしょう。

かくして兄弟揃って故郷を旅立つに際して、なかは「どうせなら、うんと偉くおなり」と促します。

侍大将?国持大名?将軍?そんなもんじゃありません。「あれみたいに」指さす先には、夜明けの太陽が昇っていました。「お天道様みたいに」なれ……闇深く沈む戦国乱世に、明るい希望の光をもたらす存在に。

ここで藤吉郎が後に「日輪の子」であるとする伝説の幕開けとなったのでした。幼名の日吉丸(ひよしまる)をここで回収したのですね。

果たして母姉妹の打ち鳴らした「願いの鐘」は、彼女たちの望む形で願いを叶えてくれるのでしょうか。

第3回放送「決戦前夜」

清州にやってきた小一郎と直。あまりにスムーズな展開で、この後の悲劇を予想する視聴者も……。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK

武士になどならぬと言いながら、戦国乱世の宿縁からは逃れられなかった小一郎。直そして藤吉郎の三人で武士への道を歩み出したのでした。

次週の第3回放送は「決戦前夜」、決戦とは織田信長や豊臣兄弟を語る上で欠かせない桶狭間に他なりません。

いよいよ駿河の今川義元(大鶴義丹)が、信長もろとも尾張を併呑せんと乗り出すようです。

結果は既に知っていますが、果たしてどれほどドラマチックに、視聴者の意表をついてくるのでしょうか。次週も楽しみにしています!

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