「最高すぎ。泊まりたい」 滋賀・大津の古町家改修ゲストハウスに注目...昭和初期のおもかげが美しい (3/3ページ)
そこでせっかくある資源を活用し、大津のまちなかに外国人観光客を呼び込むゲストハウスを作ろうと考えました」(世一康博さん)
リノベーション作業中に、屋根裏から「昭和8年4月12日建立」という墨書きされた上棟札が発見され、建築年月が判明したという。文化財として登録するため、調査を行うと、旧吉川家が米穀商として商いを行っていたことが判明した。
「今回の改修工事にあたり可能な限り、当時の姿をそのまま残し当時と同じ素材を使い復元することにしました」と世一康博さん。
「今回の改修工事では、床、壁、天井、建具に至るまで可能な限り建築当時の姿を残し、新たにやり替えを行った箇所も当時と同じ材料で再現することにしました。水回りなど設備の部分、断熱などは宿泊者様が快適に過ごしてもらえるよう改修しています。これにより当時の姿を残しながらも快適性を確保した建物となっています」(世一康博さん)
この建物は、伝統的な町家建築でありながら、洋間が設えられていおり、和洋折衷の生活様式がそのまま再利用されている。また館内の家具類もこの家で使われていたものだという。
「日本のお客様には懐かしさを感じ、外国のお客様には日本の伝統と文化を感じていただいているようです」「コミニティースペース(談話室)から見える中庭や坪庭、奥へ伸びるトオリニワ、吹き抜けの小屋組みなど、館内の見どころも多く、皆様に昭和レトロを感じ喜んでいただいています」(世一康博さん)
世一オーナーは、「多くの方に滋賀、大津の魅力を感じてもらい、粋世での滞在を楽しんでいただけたらと思います。皆様の来館をお待ちしております」とコメントしている。
2026年2月9日午前9時50分編集部追記:記事初出時、取材回答者のお名前に誤りがありましたので訂正しました。