「最高すぎ。泊まりたい」 滋賀・大津の古町家改修ゲストハウスに注目...昭和初期のおもかげが美しい (2/3ページ)
過度なリノベーションをせずに元からある建具を活かしていること、当時の面影を残しながら清潔でゆっくり滞在出来る空間を作られていることが素敵だなと思いました」「館内各所に『松の床板』『当時の腰板』などといった説明書きが貼ってあり、スタッフの方が建物に興味を持って貰えるような工夫をして大切にされていることが伝わってきます」「米穀商を営んでいた方がお住まいだった時、この部屋はどんな使われ方をしていたのだろうか......と考えながら夜を過ごしました」(「りせん」さん)
Xの反響の中に、縁側の写真について、「昔は家にこんな空間があって休みの日はひたすらここで本を読んだり昼寝したり(日が当たって暖かかった)していたな」と懐かしむ声があったという。
「私も祖父の家の縁側が大好きだったので、出先でこの空間を見ると、こうして写真に残してはぼんやりと昔を思い出しています」と「りせん」さんは語る。
「昭和8年4月12日建立」の上棟札発見次に、Jタウンネット記者は「大津町家の宿 粋世」に話を聞いた。取材に応じたのは、オーナー・経営者の世一康博さんだった。開業のきっかけをこう話してくれた。
「2015(平成27)年に当時空き町家となっていたこの物件と出会いました。弊社が購入できないと解体され、コインパーキングやマンション建設用地になるかもしれないとの話で、なんとかこの空き町家を保存利活用できないかと考え、購入に至りました」
そして、ゲストハウスとして活用することになった。
なぜ、その形を選んだのか。
「大津のまちなかは2時間歩いても外国人にはほとんど出会うことはありません。また築100年以上の町家は、どんどん失われている状況がありました。そんな中で昔ながらの和菓子屋、漬物屋、酒屋、銭湯などが宿場町のなごりを現在に残していました」「このまちなかから10分ほど歩くと日本一の琵琶湖や神社仏閣、その他優れた観光資源があります。隣の京都には外国人観光客で賑わっているにも関わらず、大津には外国人が少ない状況でした。