京都の小児科クリニックが挑む「まちづくり」と新しい居場所のカタチ (2/3ページ)

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――「クリニックは病気のときだけ行く場所」ではない?

当院では、診療以外の時間帯を活用し、絵本の読み聞かせや離乳食教室、ベビーマッサージ、季節のイベントなど、子育て支援の取り組みも行っています。クリニックを「病気のときだけ訪れる場所」から、「日常的に安心して足を運べる場所」へと広げていくことが目的です。

顔の見える関係が育つことで、気軽な相談が生まれ、必要なときには迷わず医療につながる。こうした関係性こそが、地域医療の土台になると考えています。また、「ダウン症しばふひろば」などの地域イベントを通じて、医療・福祉・スポーツ分野が連携し、新たな活動やつながりが生まれていることも、私たちの大切な経験となっています。

――医療のとなりにある、新しい居場所とは

― tPot(Takeuchi Park of Terrace)という取り組み ―

当院が最も大切にしているのは、地域に根ざした医療そのものです。
その一方で、診察室の中だけでは支えきれない子育てや暮らしの困りごとが、日常の中には数多く存在しています。tPotは、そうした「医療と生活のあいだ」に生じる小さな空白に、そっと寄り添う居場所として構想を重ねながら、現在プロジェクトを進めている取り組みです。


医療機関の隣接地という立地を活かし、医療・福祉・教育・子育て支援が制度や役割ごとに分断されることなく、生活の延長線上で自然につながる半公共的な空間を目指しています。支援を前面に出すのではなく、日常の中に関係性が溶け込むことを大切にしています。

こどもが安心して過ごせる一時保育施設や広場を中心に、カフェスタンドやライブラリー、相談やワークショップができる小屋などを設ける予定です。

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