京都の小児科クリニックが挑む「まちづくり」と新しい居場所のカタチ (1/3ページ)

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京都の小児科クリニックが挑む「まちづくり」と新しい居場所のカタチ
京都の小児科クリニックが挑む「まちづくり」と新しい居場所のカタチ

京都府精華町で地域密着型の医療を展開する「たけうちファミリークリニック」。
小児外科専門医の知見を強みに、小児の疾患や外傷を専門的に診療する一方、家族全員の「かかりつけ医」として日常の健康管理から急な体調不良まで幅広く対応している。

同院に取材すると、開業後に直面したという地域医療の課題が見えてきた。

「『こどもの風邪を診る』だけでは、地域医療における小児科の役割として十分ではないと強く感じるようになった」。院長はこれまでの歩みをそう振り返る。

院長によれば、診察室で浮き彫りになる家族の悩みは、疾患そのものにとどまらない。育児不安や発達への懸念、家庭内のメンタルヘルス、さらには仕事と育児の両立など、生活全般に及んでいるという。こうした現代特有の現状を受け、同院は現在、医療を中核に据えつつも、患者の生活全体に寄り添う新たな支援体制の構築を模索しているようだ。具体像や今後の展望について、詳しく話を聞いた。

――「医療と子育て支援をつなぐ」取り組みとは

その取り組みのひとつが、クリニック併設の病児保育です。開業当初、こどもの発熱により登園できず、保護者が仕事を休まざるを得ない状況を多く目にしました。医療と子育て、社会生活が分断されている現実を前に、「医療機関としてできる支援があるのではないか」と考え、開業から1年で病児保育室を立ち上げました。

現在は、保育士と看護師が連携し、こどもが安心して過ごせる環境を整えています。利用されたご家族からは、「安心して預けられる」「仕事を続けられる」といった声が寄せられ、病児保育が地域にとって欠かせないインフラであることを改めて実感しています。

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