「おかしい...」山中を30分ほど歩いたのに誰にも会わない やっと見つけた民家、ドアと叩くと出てきたのは (2/3ページ)

しばらくしてグループ内のしっかり者の友達が、民家の横開きドアを叩いて「すみませーん」と大きく声をかけました。
少し間があったあと、中からおじさんが出てきたので、林間学校の場所を訊ねました。
その時は歩いて帰るつもりでしたが、かなり離れていたようで、「車に乗りなさい」と言われました。
この時点で自分たちが迷っていた事が確信に変わり、助かった事にとても安心したのを覚えています。
おじさんに何も言わず玄関に全力ダッシュ車で林間学校の場所へ戻ると、車を停める前から大人が数人駆け寄ってきて、僕達が車から出ると保護者の方々が泣いていました。
僕達は喜びと興奮からか、おじさんに何も言わず、すぐに玄関に全力ダッシュしました。
振り返ると、しっかり者の友達1人がおじさんにお礼をしていたのが見えました。

何年も経ってから、ふと思い出し、おじさんにきちんとお礼を言っておけば良かったと、毎回思います。
今ではありえない事ですが、一歩間違えたら危険な状況になっていたでしょう。
道に迷った原因は、係の大人が配置に着く前に、先頭の僕らがスタートしてしまっていたことのようです。
あの時のおじさんには本当に、本当に感謝しています。そして冷静な判断の友達にも。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。