2024年紅麹事案 研究解説記事④ 自社サイトに公開 行政は「モナコリンK過剰摂取」仮説を検討したか-競合仮説不在の手続き問題 (3/4ページ)

バリュープレス

この仮説は、国際的に確立された知見であり、かつ行政機関自身のデータベースに存在していた。
【手続き上の問題として指摘されうる点】
● 行政文書上、「モナコリンK過剰摂取」仮説を正式に検討・除外した記録が確認されない
● 厚生労働省eJIM自身がモナコリンKの腎・筋毒性リスクを掲載していたにもかかわらず、同リスクの除外手続きが行政文書上明示されていない
● 小林製薬のPKデータ(血中移行性約4倍)が安全評価に活用されたかを示す記録が存在しない
● 公知の競合仮説を正式に除外することなく特定物質を「強く疑われる」と公式発表することは、原因究明の手続きとして不十分である可能性がある

本著者は「モナコリンKが今回の健康被害の真の原因である」と主張するものではない。本解説が指摘するのは、因果関係の判断に先立って行われるべき鑑別的検討——既知のリスク因子の体系的な除外——が、公開されている行政文書の範囲においては実施された形跡がないという手続き上の問題である。プベルル酸原因物質説の妥当性を評価するためにも、モナコリンK過剰摂取仮説を正式に検討・除外したプロセスの透明な開示が求められる。

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