大正ロマン・竹久夢二と歌舞伎の深い関係にスポットを当てた展覧会「夢二と歌舞伎」が開催 (1/2ページ)
夢二郷土美術館本館で、歌舞伎に触発された夢二の名品と資料で、舞台と絵画の往還を読む、創立60周年企画展「夢二と歌舞伎」が開催されます。
近年、映画などを通じて歌舞伎が改めて世界的にも高く再評価され、若年層にも広く認識されています。本展は大正ロマンを代表する総合芸術家の竹久夢二と歌舞伎との深い関係に光を当てた展覧会です。
竹久夢二は、幼少期を過ごしたふるさと岡山の地で芝居に親しみ、義理人情を軸とする物語や、役者の表情や所作、衣装、化粧といった舞台芸術特有の美に強く魅了されました。
歌舞伎の演目や登場人物を主題とする数多くの作品には、舞台上の一瞬の感情や余韻が見事に盛り込まれています。また、浮世絵の役者絵も丹念に研究し、過去の表現を踏まえながら独自の造形へと発展させていった点も注目されます。
竹久夢二《一力》 1915(大正4)年 絹本着色 168.9×349.8cm 竹久夢二 夢二郷土美術館蔵
一方、現代の歌舞伎界においても、古典の継承にとどまらず、異なる芸術領域との対話を通じた新たな舞台表現が模索されています。