江戸時代は“暗黒時代で悲惨”は誤解!世界と比較して見える日本社会の驚異的な安定 (3/4ページ)
- タグ:
-
江戸時代
幕府や藩による備蓄制度に加え、地域社会が一体となって食料を融通し合う仕組みが機能していたのです。
飢饉は避けられない天災ですが、被害の規模は人々の防災意識と社会の仕組みによって決定的に変わります。当時の日本は、世界でも類を見ないほど強靭なセーフティネットを構築していたと言えるでしょう。
豊かな「人口百万人都市」江戸時代の豊かさを裏付けるもう一つの決定的な指標が、世界屈指の人口規模です。江戸は世界で初めて人口百万人を突破した巨大都市であり、日本全体の人口密度も極めて高いものでした。
歌川廣重『東都名所 芝居町繁榮之圖』(Wikipediaより)
人口が爆発的に増え、かつ維持される社会は、食料供給と生活基盤が極めて安定している証拠です。これは一部の特権階級だけでなく、一般の民衆も一定の生活水準を保てていたことを意味します。
農業生産力の向上や治安の安定、さらには地域社会の強力な協力体制が、この繁栄を支えていました。