物質調律家・山崎タクマ 世界最大のデザイン展ミラノサローネに出展 モノと生命の境界を探る ― 自身を"モノ"として展示 (2/2ページ)
その背景には、家畜獣医師であった父のもとで、幼少期から「自分が口にしているものが生命から食べ物へと変換された結果である」という事実に触れてきた経験があります。
養豚場から屠畜場、油脂会社への訪問を通じて、食として流通する肉の背後にある存在を実感として捉えてきたことが、本プロジェクトの起点となっています。
■Becoming Object:自身を"モノ"として展示する
本プロジェクトでは、これまで“生命側”から語られてきた視点を反転し、作家自身がモノの側に立つ試みが行われます。
山崎は、自身が開発した落ち葉の板材を用いて、高さ約1,700mmの双子の椅子を制作。
その一脚に、自らが落ち葉で構成された仮面を装着した状態で座り、空間の中で静的な“モノ”として配置されます。
もう一脚には、生成AIを活用した作品「PromPlant / HeartBeat」を展示。
自身の心拍データをもとに生成された植物像を配置し、身体・データ・物質という異なる層を対比させます。
「物の側の感覚を知りたかった」
本作は、モノの側に立つことで得られる知覚を探る試みです。
本展示を通じて得られる経験は、今後の制作における新たな発想や表現へと接続されます。
山崎は引き続き、モノと生命の関係性を横断的に探究しながら、次の段階へと発展していきます。
■展示情報
会期 : 2026年4月21日(火)~4月26日(日)
会場 : Fiera Milano, Rho(イタリア・ミラノ)
出展 : SaloneSatellite(35歳以下対象部門)
ブース: Pavilion 7 / Booth E35
(出典元の情報/画像より一部抜粋)
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※出典:プレスリリース