「ママは大変ですね」 ベビーカーを押して自宅へ向かう私に、後ろから見知らぬ30代女性が(大阪府・40代女性) (1/2ページ)

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「ママは大変ですね」 ベビーカーを押して自宅へ向かう私に、後ろから見知らぬ30代女性が(大阪府・40代女性)
「ママは大変ですね」 ベビーカーを押して自宅へ向かう私に、後ろから見知らぬ30代女性が(大阪府・40代女性)

荷物を抱え、ベビーカーを押しながら歩く。これに「傘をさす」を加えるのは、なかなかに大変だ。

大阪府在住の40代女性・Sさんは以前、これに挑戦し、そして、諦めた。

すると、後ろから......。

<Sさんからのおたより>

今から、15年ほど前のことです。私は、何かの用事を終えてベビーカーを押して駅から自宅まで帰っていました。

途中で雲行きが怪しくなってすぐに土砂降りに。持っていた傘をさして、数歩あるいたのですが、ベビーカーをおしながら、荷物を持ち、傘をさすことはやっぱり無理。

「いつもの事だし......」と思い、土砂降りの中、傘をたたんでビショ濡れになりながら、帰っていました。

見知らぬ女性が後ろから

すると、後ろからスッと傘をさしかけられたのです。

「えっ!」と思い振り返ると、30代位の女性の方が、自分がさしていた傘を私にさしてくれていました。

「すみません、ありがとうございます。でも、お姉さんが濡れてしまいます...」というと、

「私はいいんです。ママは大変ですね」

と言って、家につくまでの10分くらいの間、自分がびしょ濡れになりながら、私の家まで傘をさしていてくれました。

傘をさしかけてくれて(画像はphotoAC)

私と子どもを送り届けてくれたあと、お姉さんは、傘をさして、笑顔で帰って行かれました。

お姉さんと別れた後、子育てに疲れていた私は、誰かに優しくしてもらえたのが嬉しくて、嬉しくてひとりで大泣きしたのを覚えています。

それからすぐ、お名前も連絡先も聞いていない事に気づき、すごく後悔しました。

当時の出来事を思い出すたびにちゃんとお礼を言えなかった後悔と、嬉しい気持ちで今でも涙が出ます。あの時は本当にありがとうございました。

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