「歩道に寝転がったり、横断歩道に座り込んだりしてしまう認知症母。通りすがりの人々がそれを見て」(東京都・40代女性) (1/2ページ)

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何度も助けてもらって(画像はphotoAC)
何度も助けてもらって(画像はphotoAC)

認知症の母が、路上で突然動かなくなってしまった。

自分だけでは動かすのは難しい。そんな時、助けてくれた人が何人もいて......。

あややさん(投稿時:東京都在住・40代女性)の介護中の体験談。

<あややさんからのおたより>

認知症の母親を自宅で介護していた10年ほど前のことです。

月に1回耳鼻科へ通院していましたが、私は車の運転ができません。毎回タクシーを使うのももったいない気がしたので、路線バスを使っていました。

バス停から病院までは歩いて数分の距離。母親は足腰は丈夫な方で、日頃から1日に何度も家を出ていってしまうくらいだったので、問題ないだろうと思っていたのですが......。

突然動かなくなる日があって

疲れてしまったのか、何か気に入らないことがあったのか、どうすればいいのか分からなくなってしまうのか、理由は分かりませんが、母親が突然その場から動かなくなることが何度かありました。

時に歩道に寝転がってしまったり、横断歩道を渡りきる前に座り込んだり、バスの座席から立てなくなったり。

母親と私はほぼ同じような体型で、力ずくで動かすのも難しかったし、怒って暴れようとすることもあったのですが、何度も通りがかりの人に助けてもらいました。

病院まで付き添ってくれた初老の男性。

「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた介護職の女性。

母親が転んだのをたまたま見ていて、近くの整形外科から飛び出してきてくれた男性。

一緒に母親を抱えてバスから降ろしてくれ、「私も去年まで介護していたの。頑張ってね」と言ってくれた中年の女性。

世の中捨てたもんじゃないと思いました。私たちを助けてくれたような方々は、尊敬すべき人々だと思います。

その後は母親は施設に入りましたが、いつか昔の私たちのように困っている人を見かけたら、声掛けできるような人間になりたいと思います。

あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。

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