子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』、配信13周年を機にホーム画面を大型リニューアル〜表示パビリオン数を拡大、新機能「おきにいり」も搭載〜 (3/12ページ)
この観察を起点に、「最初の画面でいかに『たくさんある』ということを示せるか」が、パビリオン数が増えた現在のごっこランドにおける新たな設計課題となりました。
3. 「減らす」か「増やす」か。社内議論と実環境ユーザーテスト
リニューアルの設計にあたって、表示するパビリオン数を「減らす」べきか、「増やす」べきかという点で、社内では大きな議論がありました。
「選択肢が多すぎると、人は選べなくなる」という、いわゆる「ジャムの法則※2」を踏まえ、表示数を減らすべきという仮説がありました。一方で、「表示数を増やすことで、より多くのパビリオンに出会えるようになる」という、相反する仮説もありました。
そこで、どちらの仮説が実際の利用行動に合っているのかを検証するため、『ごっこランド』アプリ内の実環境下でのユーザーテストを実施。「既存」「表示数を減らした」「表示数を増やした」の3パターンのデザインを並行検証しました。
検証前は、表示数を絞ることで子どもが選びやすくなり、パビリオン入場数の向上につながる可能性も想定されていました。しかし結果として、最も「パビリオン入場数」が伸びたのは、表示パビリオン数を増やしたデザインでした。
この検証結果を踏まえ、今回のリニューアルでは、ホーム画面上の表示パビリオン数を拡大。子どもたちがより多様なパビリオンに自然に出会える導線設計へと見直しました。
※2 ジャムの法則:選択肢が多すぎると、かえって人は選べなくなるという、コロンビア大学シーナ・アイエンガー教授による消費者行動の研究知見
4. リニューアルの3つの柱
■ ① パビリオン一覧の最適化
ホーム画面のパビリオン表示エリアを拡大し、最初に表示されるパビリオン数を従来の16個から20個(スクロールで最大24個)へ拡大。スクロール位置を視覚的に把握できる「スクロール位置バー」と、終端まで到達したときに最初に戻ることができる「はじめにもどる」ボタンを新設しました。