暗がりにうごめく毛むくじゃらの異形…妖怪「毛羽毛現」が現れる家にはいったい何が起きるのか? (2/3ページ)
毛羽毛現の名前の由来は?どんな特徴がある?
毛羽毛現という、一度聞いたら忘れられないような名前ですが、これは、全身毛むくじゃらの妖怪であること、そして「稀有」「怪訝」のダジャレから生まれたと考えられています。
なお、『今昔百鬼拾遺』の解説では、「希有希見」という表記もみられ、これは「稀にしか見ることがない」という意味です。また、文献によっては「希有希現」という漢字表記もあります。
毛羽毛現はどんな特徴がある?先ほどご紹介したとおり、毛羽毛現は全身毛におおわれているのが特徴。そのなかから2つの目をのぞかせているといいます。
また、湿っていて暗い場所を好み、家のじめじめした場所に現れるとか。毛羽毛現が現れると、その家に病をもたらし、病人が出るとされています。
作者による解説をみると……鳥山石燕による解説では、毛羽毛現の見た目について、「惣身に毛生ひたる事 毛女のごとくなれば」とあります。昔、中国に「毛女」と呼ばれる全身毛だらけの女性がいたとされ、その人に似ていることから名付けられたと考えられています。
なお、「毛女」については『列仙伝(れつせんでん)』などに記載されています。