日本人は知らないのに外国人が殺到!祭り・寺社仏閣で見つけた“意外な日本の名所3選” (3/5ページ)

Japaaan


全国的な知名度はいまいちのようですが、外国人には圧倒的な人気があります。

祭りのクライマックスである16日の夜、山鹿小学校のグラウンドを舞台に行われるのが「千人灯籠踊り」です。
ゆかた姿の女性たち約1,000人が、頭に火を灯した金灯籠(かなとうろう)を載せ、民謡「よへほ節」のゆったりとした情緒あふれる調べに合わせて踊ります。暗闇の中に浮かび上がる千の光の輪が、息を合わせてゆっくりと動いていく様子は、まるで別世界に迷い込んだかのような幻想的な美しさです。

女性たちが頭に載せている山鹿灯籠は、一見すると重厚な真鍮などの金属製に見えます。
しかし、木や釘を一切使わず、和紙と糊だけで作られた工芸品なんです。
熟練の灯籠師が、室町時代から伝わる伝統技術で、何千ものパーツを寸分の狂いもなく組み上げて作っています。中が空洞で非常に軽いため、女性たちが頭に載せて優雅に踊ることができるのです。

このお祭りの起源は古く、その昔、景行天皇(第12代天皇:西暦71年〜130年、実在したか不明)の一行が山鹿を訪れた際、深い霧に行く手を阻まれてしまいました。その時、地元の里人たちが松明を掲げて道を照らし、無事に天皇をお迎えしたと言われています。
現在もお祭りの最後には天皇をお迎えした様子を再現する「上がり灯籠」という厳かな儀式も行われます。

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