年間56万トンのアパレル廃棄と女性の副業ニーズをつなぐ、「Re:che」が挑む循環型ビジネスの持続性 (2/3ページ)

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受講生2,600名による再流通網の優位性――提携スキームと市場の不確実性への対応


「Re:che」のモデルは、企業の過剰在庫や廃棄品を「卸」として仕入れ、受講生が在宅でリユース販売するものである。これにより、個人転売における仕入れの不安定さと価格競争という課題の解消を図っている。

特筆すべきは、株式会社ブックオフコーポレーションとの国内唯一の提携により、安定的な仕入れルートを確保している点である。企業側も、正規チャネルを毀損せずに在庫を循環できる利点がある。2026年6月現在、受講生は約2,600名に達し、その多くが子育て中の女性である。また、ABCashやSHElikes、シングルマザー支援協会などの外部機関と提携し、各サービス卒業層の流入導線も構築されている。

環境省が掲げる、サーキュラーエコノミー市場を2030年に80兆円超へ拡大する目標に対し、同社はこの潮流に合致するビジネスを展開している。無期限のサポートや専門家への相談体制を整備し、個人の自立支援を強化している。

ただし、リユース市場はプラットフォームの規約やトレンドに左右されやすく、特定の再販チャネルへの依存が長期的な収益基盤として機能するかについては、市場の不確実性を考慮する必要がある。

廃棄コスト削減と女性の自立の両立――現場の反響と運用の課題

受講生からは、専業主婦期間や離職を経て「自らの力で収入を得た」という自信回復の報告が多く寄せられている。例えば、教育費への不安から入会した2児の母親が、開始3ヶ月で月数万円の利益を安定させ、家族関係に肯定的な変化が生じた事例などがある。

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