つくる人のつくり方——AIで「つくれた」のその先へ。実務で「使える」業務システムの参照実装を公開 (2/5ページ)
そして2026年4月よりエンウィットでは、AIコーディングの劇的な能力向上を受けて、まずは自社の社内業務システム(顧客管理、請求書・納品書発行、画像・コンテンツ管理データベース、証憑管理など)を、ゼロベースで再構築しています。
この経験と知見が、AIで「作れた」の先へ進もうとする方々の参考になるはずだと考え、自社で実際に使っている業務システムの一部を「参照実装(リファレンス実装)」として順次公開することにしました。
第一弾は、名刺管理・CRMのシステム。2026年7月22日より、実際に操作できる参照実装版を公開しました。
なぜ、名刺管理・CRMか
名刺管理・CRMは、ほぼすべての企業に共通する実務です。そして、画像、テキスト、地図、Webなどを統合して扱うことになるため、業務システムを構築するうえで必要になる基礎的な技術と考え方の全体像を、ひとつの題材で理解することができます。
画像データの保存、データベースへの登録、検索など、業務システムとしての基礎技術を包含しており、参照実装の第一弾として、これ以上の教材はないと考えました。
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また、名刺管理システムが普及した背景には、人の手による入力代行サービスがあります。一方で現在では、AIの劇的な進化により、AIによる画像からの文字認識や構造解析の精度が飛躍的に向上しています。スキャナからでもスマートフォンの撮影画像からでも、画像をAIに渡せば構造化され、高い精度のテキストデータとして返ってくるのです。
そして、顧客管理は連携させたいデータや機能が会社ごとに異なることが多く、カスタマイズが必要になりやすい業務でもあります。