建築費高騰で「理想の空間」はどう変わる? 住宅・クリニック設計で問われるコストと機能 (3/3ページ)

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そのなかでは、完成時の見た目や初期費用だけではなく、長期間使うことを前提に判断する視点も重要になる。

例えば、耐久性や将来のメンテナンス費用、ライフスタイルや事業内容の変化に対応できる構造、日常的な使いやすさなどだ。すべての要望を実現するのではなく、「どこに費用をかけ、どこを簡素化するか」を設計段階で明確にすることが、建築費が上昇する時代にはより重要になっている。

住宅やクリニックの設計では、コストとデザインのどちらか一方を優先するのではなく、用途や将来像に応じて両者のバランスをどう取るかが問われる。山口修建築設計事務所の取り組みは、その判断を設計段階から整理していく一つの事例といえるだろう。

【取材協力】
山口修建築設計事務所
代表 山口修
https://yama-arc.com/ 

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