「死」について考えることは「生」を見つめ直すこと。カジュアルに語り合える「デス活」研修を、9月16日に港区の株式会社ボールドの社員向けに開催 (6/8ページ)
また、親の介護や家族の看取りといった人生の大きな課題に対して、あらかじめ知識や心構えを持つことができるため、突然の出来事による精神的負担や混乱を軽減する効果も期待されます。
さらに、企業が従業員の人生全体に寄り添う姿勢を示すことは、従業員の安心感や信頼感を高めることにつながります。これにより、働きやすい職場環境の形成や離職率の低下、組織へのエンゲージメント向上といった効果も期待できます。デス活研修は単なる終活の知識提供にとどまらず、従業員の人生設計を支援する取り組みとして、企業の人的資本経営や健康経営の一環としても位置づけることができるでしょう。
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■組織文化・社会的意義
死について考えることは、日本社会においてしばしばタブー視されがちですが、人生の一部として自然に向き合うことは、成熟した社会や組織を形成するうえで重要な視点です。企業がデス活セミナーを実施することにより、死や老い、介護といったテーマについて率直に考え、話し合うきっかけが生まれます。これにより、従業員同士の価値観への理解や共感が深まり、多様な人生観を尊重する組織文化の醸成につながります。
また、日本は世界でも有数の高齢社会を迎えており、多くの人が親の介護や看取り、相続といった問題に直面する時代に入っています。企業がこうしたテーマを取り上げることは、従業員が人生のさまざまな局面に備えるための社会的リテラシーを高めることにもつながります。デス活研修は、個人の人生観を深めるだけでなく、社会全体の課題に対する理解を促し、互いを支え合う意識を育てる取り組みとしても意義があります。結果として、従業員が安心して長く働ける環境づくりや、人間的なつながりを大切にする組織の形成に寄与することが期待されます。