【日本麺紀行】郡上おどりの城下町で味わう!昔懐かしい食堂で味わう支那そばとは? / 岐阜県郡上市八幡町の「松葉屋」 (4/5ページ)
どこまでも優しく、体に染み入るような味わいに「ああ、これが昔ながらの中華そばの味だ」と、思わず心がほどけていく。
麺は、スープによく絡む縮れ細麺。低加水のシコシコとした食感が心地よく、優しいスープとの相性も抜群だ。
具材は、チャーシュー、かまぼこ、海苔、刻みネギと、これぞ食堂の中華そばという王道の構成。一口、また一口と啜るたびに、どこか懐かしい幸福感に包まれていく。
郡上おどりの城下町で、何十年も変わらぬ味を守り続けてきた、松葉屋の中華そば。
カツオと豚骨醤油の昔ながらの支那そば、シコシコの縮れ細麺、食品サンプル発祥の地ならではのノスタルジックな佇まい、そして徹夜おどりの夜食としても愛されるほどの優しい味わい。すべてが、郡上八幡という街の情緒と食文化を、丸ごと体感させてくれる。
郡上八幡を訪れる予定がある方は、ぜひ一度、この昔ながらの麺類食堂へ足を運んでみてほしい。一杯の中華そばの中に、郡上八幡の人々が長年愛し続けてきた、温かな時間が確かに息づいているのだから。