道路の真ん中で気を失った高校生 気が付くと見知らぬ家...その後で小型トラックに乗せられ(神奈川県・40代男性) (1/2ページ)
大けがを負った、見ず知らずの自分を解放してくれた夫婦。
回復した後、夫婦にお礼を言おうと住まいを探していると、意外な展開に。
神奈川県在住の40代男性・Sさんの実体験。
<Sさんからのおたより>
30年以上前、私が高校1年生の頃の話です。
夜の9時にアルバイトを終えて自転車で帰宅中、運転したまま前屈みになって前輪近くのライトをつけようとしました。
その時、誤って前輪に手が巻き込まれてしまい、そのまま転倒。
道路の真ん中で気を失ったようで、気が付くと見知らぬ家の玄関で、あるご夫婦が血だらけの私を介抱してくれていました。
かたわらに小さなお子さんもいて、心配そうにのぞき込んでいたのをよく覚えています。
トラックはそのまま帰ってしまったお話を聞くと、ものすごい音がしたので様子を見に行ったら、私が血だらけで倒れていたので、ご自宅に運んでくれたそうです。そして、小型トラックで自転車を乗せて私の家まで送ってくださることになりました。
私は意識が朦朧としていて、きちんと住所を教えたのかも定かではありません。自宅にたどり着き、私を下ろすと、ご夫婦のトラックはそのまま帰ってしまいました。
その後病院に行くと、全治2か月の大けがで顔を19針縫うことになりました。
1か月程で食事が取れるようになり、歩けるようにもなったので、あの時助けてくれたご夫婦にお礼をしようと、両親と一緒に倒れていたであろう付近のお宅を一軒ずつ周り、探す事にしました。
「トラックを持っているご夫婦で、小さなお子さんがいるお宅はありませんか」
と聞いて回るも、
「この辺りにはそういう人は住んでない」
という返事しかもらえませんでした。
その後も範囲を広げて1か月間ほど探しましたが、結局見つけられなかったのです。
2か月の間に引っ越してしまったのか、事情は定かではありませんが、今の私があるのはあのご夫婦のおかげです。