大河『逆賊の幕臣』で松坂桃李が演じる小栗忠順に最期まで殉じた荒川祐蔵とは?渡米から処刑に至る36年 (2/3ページ)

Japaaan

大河ドラマでは、この辺りの出会いが見どころの一つとなるでしょう。

最期まで主君に忠義を尽くす

ワシントン海軍工廠を視察(画像:Wikipedia)

かくして小栗家臣となった祐蔵は、いつしか荒川祐蔵と名乗ったそうです。荒川という苗字はどこから持ってきたのか、はっきりしません。

ともあれ何かと重宝されたらしく、小栗忠順が安政6年(1859年)から万延元年(1860年)にかけて日米修好通商条約の批准書を交換するために渡米すると、祐蔵もこれに従いました。

アメリカではジェームズ・ブキャナン大統領に謁見する機会に恵まれ、記念として銅牌(楯)をもらったそうです。これは後に江幡家に伝わりました。

その後も小栗忠順の活躍を支えるために日々奮闘しますが、慶応4年(1868年)に戊辰戦争が勃発すると、徹底抗戦を主張する忠順が幕職を罷免されてしまいます。

やむなく所領の上野国権田村(群馬県高崎市)へ移住した忠順に、祐蔵もつき従いました。

十数年にわたって奉公した絆ゆえだったのか、あるいは他に行くところがなかったから、仕方なくついて行ったのでしょうか。

このまま穏やかに暮らせたらよかったのですが、幕末維新の風雲は、彼らを見逃してはくれませんでした。

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