漆を、世界の手のひらへ 62歳の漆職人が挑む「触れる瞑想道具」『naderu』、 Kickstarterでプロジェクトを公開 (2/3ページ)
■漆だからこそ生まれる「触覚の工芸」
『naderu』は、たまご型の木地に天然漆を幾重にも塗り重ね、乾燥と研磨を何度も繰り返して仕上げています。
ラインアップは、木目を生かした拭き漆、透き漆を何度も塗り重ね呂色仕上げで鏡面に仕上げた木地呂、錫粉を用いた梨地、貝の輝きを散りばめた螺鈿、使い込むほど表情が変化する根来など、日本の漆が持つ多彩な技法を取り入れています。
見るだけでは伝わらない、触れて初めて分かる心地よさ。
『naderu』は、そんな「触覚の工芸」を目指しています。
■世界共通の象徴「たまご」に込めた願い
『naderu』は、生命の誕生や再生、新たな始まりを象徴する「たまご」をモチーフにしています。
欧米にはイースターエッグの文化があり、その親しみやすい形は国や文化を超えて共感を呼ぶ象徴でもあります。
日本の漆文化と世界の文化をつなぐ、小さな架け橋になればと願っています。
■商品を届けるだけではなく、日本の漆文化を未来へ
私たちが届けたいのは、一つの商品だけではありません。長浜で受け継がれてきた漆文化と、日本の職人が培ってきたものづくりの価値そのものです。
62歳からの世界への挑戦は、まだ始まったばかりです。