仕事はあるのに「人がいない」清掃業界 フランチャイズとロボットは人手不足を救えるか (2/3ページ)

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単なる作業ではない――「品質」をどうそろえるか

こうした課題に対し、アクアではビルクリーニング事業「Builds」をFC方式で展開している。

自社だけで全国各地に人材を配置するのではなく、各地域のFCオーナーと連携しながら現場を広げていく考え方だ。

同社によれば、加盟時には研修を行い、その後も定期的な品質確認を実施しているという。清掃技術だけではなく、顧客との対話なども含めた「清掃員品質」を重視していると金子氏は話す。

また、本部による営業代行や、一定の条件に基づく売上保証などの仕組みも設けているという。現場を担うオーナーが営業活動に多くの時間を割くのではなく、清掃業務や顧客対応に集中できる環境をつくる狙いがある。

一方、FCで拠点を増やすほど難しくなるのが品質管理だ。オフィス、商業施設、マンションなど、建物によって設備や汚れ方は異なる。築年数や利用状況によっても、必要な清掃方法は変わる。

一律のマニュアルだけですべての現場に対応できるわけではない。

加盟店が増えたとしても、どの地域でも一定の品質を維持できるのか。継続的な研修や本部との情報共有が重要になる。

FCは人手不足の解決策になるのか

FCという仕組みには、本部がすべての従業員を直接雇用することなく、サービス提供地域を広げられるという特徴がある。

一方、清掃業界全体の人手不足そのものが解消されるわけではない。

加盟オーナーが現場スタッフを確保できなければ、人材不足という問題は各地域で残る。

そのため、単にFC店舗を増やすだけではなく、「清掃の仕事を選びたい」と思う人をどう増やすのかという課題にも向き合う必要がある。

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