季節の変わり目、あふれる健康情報にどう向き合う? 「自分の体を観察する」という選択 (2/4ページ)
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ヘルスケア
自分自身を「研究対象」にする



同事業では、参加者を「自分のからだの研究者」と表現している。少し大げさにも聞こえるが、やっていること自体は比較的シンプルだ。
食事、睡眠、運動、生活リズムなどを変えたときに、自分の状態がどう変わるかを見る。
一度試した結果だけで判断するのではなく、ある程度の期間続けながら、変化を観察していく。
藤林氏は、こうした試行錯誤を一人で行うのではなく、対話しながら整理することに意味があると話す。カウンセリングでは生活背景や本人の希望を聞き、特定の方法を一方的に勧めるのではなく、複数の選択肢を提示する。
そのうえで、何を試すのかは本人が決める。
また、パーソナルトレーナーが関わる「からだの仕組み探究部」なども設け、体の使い方や生活習慣を考える機会をつくっているという。医療機関や専門家との連携も進めているとしているが、こうした取り組みは医療行為そのものではない。
体の不調には病気が隠れていることもある。自己観察だけで判断せず、必要な場合には医療機関を受診することが前提になる。
「自分に合う」をどう判断するのか
自分の体を観察する考え方には、分かりやすい一方で難しさもある。体調は日によって変わる。
睡眠不足だったのか、食事の影響なのか、仕事のストレスなのか。複数の要因が重なっているため、「これをしたから調子が良くなった」と単純に判断できないケースも多い。
本人の感覚も一定ではない。