「急がば回れ」の意味と語源とは?由来は琵琶湖の和歌…ことわざの歴史と背景を解説 (1/2ページ)
「急がば回れ」ということわざがありますよね。有名なことわざであり、納得感もあることから、日常生活で使うこともありますよね。
では、この「急がば回れ」の語源を知っていますか?実は滋賀県の琵琶湖に由来すると言われています。その知られざる歴史を紐解いてみましょう。
「急がば回れ」の意味「急がば回れ」は「急いでいるときこそ、リスクや危険がある近道よりも、遠回りでも安全な道を選んだ方が、結果的に早く目的地に着く」という意味のことわざです。
物理的な距離に使われることもあれば、仕事や勉強、人間関係などについて使われることも多いです。
効率は悪くても確実な手段を選ぶべきだ、難易度が高いが成功すれば短時間で終わるやり方よりも、時間はかかっても安定したやり方の方が、結局は早く物事を達成できるなどの教訓が込められています。
「急がば回れ」の語源は和歌にあり!?ことわざが生まれた背景にはさまざまなものがありますが、「急がば回れ」の語源は「ものゝふの矢橋の舟ははやくとも 急がばまはれせたのながはし」という和歌にあると言われています。
これは、室町時代の連歌師である宗長(そうちょう)という人物が詠んだ和歌(平安時代後期に活躍した歌人の源俊頼の和歌という説もあります)だと言われています。
「もののふ」とは、武士を指し、「矢」にかかる枕詞です。「矢橋の船」は東海道の草津宿から大津を結んだ琵琶湖上の船のことです。
「瀬田の長橋」は日本三名橋の1つである現在の滋賀県大津市の瀬田川に架かる瀬田の唐橋を指し、歌川広重の浮世絵、近江八景の「瀬田の夕照」にも描かれるほど有名な橋です。