「誰かうちの郵便受けに落書きした!?」 現れた〝濃い色〟に2万人驚がく...その正体は (2/2ページ)
光は境界面で屈折し、波長ごとにわずかに進む角度が異なる。しかし一般的な板ガラスは表裏の面が平行なため、ガラスから出るときに同じ角度に戻ってしまい、色が分かれて見えない。一方、ガラスの角を斜めに削った面取り部分では、斜めの面と元の面が小さなくさび形をつくり、プリズムのように働く。そのため、白色光が波長ごとに異なる方向へ進み、虹色のスペクトルとして見えるのだそう。
さらに、細い面取り部分では通り抜ける光の幅も限られる。その結果、異なる位置を通った光の色が重なりにくくなり、写真のように鮮明なスペクトルとして観察されことがあるのだという。天気が少し曇っていたことは関係ないとのこと。
また、長谷川さんは別の可能性も指摘する。
写真の状況からすると、自転車のスポークなどに付いている反射板かもしれないという。反射板はある程度斜めからの光を受けると、一部の光が抜けて虹色に分光するのだそう。
この見立てを受けて、山本さんが改めて現場を確認したところ――。
「現場には自転車が2~3台駐輪しており、スポークに反射板が取り付けられておりました。位置的に郵便受けの正面にあるものが可能性が高そうです!」(山本さん)
どうやら"真犯人"は、すぐそばに停まっていた自転車の可能性が高そうだ。
何気ない郵便受けの片隅に、光と角度が織りなす小さな奇跡。もし足元で虹を見つけたら、あなたも"真犯人"を探してみてはいかが。(ライター:Met)