【ブラッサム】初恋の代償は「退職と絶縁状」…島村先生(工藤阿須加)モデルとの熱愛に散った宇野千代の実話 (7/10ページ)
「嫁いだ以上、夫をどう思っているかなど考えたこともない」と言っていたリョウは、珠には好きな人と「自由恋愛」をして欲しいと思ったのかも。
親友で同志の忍同様、リョウもこんなふうに珠の背中を押し続けてくれたのでしょうか。
実際、宇野千代は父の再婚相手の佐伯リュウを生涯慕っていたといいます。
どんどん恋に落ちていく珠。(NHK「ブラッサム」公式「X」より)
惚れ込んだ初恋の相手とのスキャンダルで退職ドラマ内では、島村先生のお見舞いに家に行った珠。
実際は、宇野千代は授業中に佐伯に「家を訪ねる」旨の手紙を書いて、生徒の子供に渡させたとか。そして二人の仲は深まり、村中の人に知られるようになっていったようです。
私と佐伯とのことは、村中で知らぬものはないようになった。(「生きていく私」宇野千代)
宇野千代は、この恋愛スキャンダルで大正4年(1915)、諭旨免職(※)になってしまいました。
※諭旨免職(ゆしかいこ):従業員に退職を勧告し、従業員に退職届を提出させたうえで解雇する懲戒処分
「男女教員間の恋愛問題」に厳しい時代大正期は、女教員の増加に伴い、風紀問題が教育関係者の間で議論されたそうです。