スーパーでグズる1歳息子。荷詰めしながら足で揺らしていると、女の子連れの母親が(埼玉県・40代女性) (1/2ページ)
見知らぬ人の何気ない一言が、思いもよらぬ心の支えに。
埼玉県在住の40代女性・Rさんが新米ママだったころ、神奈川県のスーパーで体験したできごと。
<Rさんからのおたより>
今から15年ぐらい前、長男が1歳になるかならないかの時のことです。
その日は息子をベビーカーに乗せ、アパートから歩いていける、オープンしたばかりの広いスーパーに行きました。
息子は車に乗せる時もベビーカーに乗っている時も、とにかく動いてないとグズリます。
車の時は赤信号で止まらないように運転したり、わざとハンドルを左右に振ったり......。
スーパーでの買い物も同じように商品を選びたい時でも、常に左手のベビーカーは揺らしていました。
たった一言だったけど...じっとできないので、買い物はスーパー内を急ぐように歩きます。
一番苦手なのがレジ。必ず止まらなければならないし、お会計の際は両手がふさがりベビーカーを揺らせません。
焦る私と、グズる息子......。
お会計が終わると、サッカー台へ移動し、袋に詰め替える作業が待っています。両手を使うので、行儀が悪くはありますが、当時20代の私は足を使って息子を揺らして急いで詰め替えしてました。
そんな時、ふと後ろか隣の親子の会話が聞こえてきました。
幼稚園か小学生の女の子が「ねぇ、ママ 、なんであの子泣いてるの」。
その子の親も袋に詰め替えながら、「止まったからよ」と、さらっと即答。
初めての子育て。息子が動いてないと泣くというのは私しか知らないものだと思っていましたが、その一言で私だけじゃなくて皆同じ子育てしてきているんだと、私の中で重たい石のようなものが砕けて、心が楽になったのを今でも思い出します。
子育てに孤独を感じながらも、孤独じゃないと押しきって無我夢中で過ごしていた時期。たった一言でしたが、私の育児に大きな余裕を持たせていただきました。
お顔もよく見なかったのですが、あの時はありがとうございました。