「酷い母親だな」残業終わり、延長保育、雨の中のお迎え... 傘もなしに歩く私に見知らぬ初老男性が(神奈川県・40代女性) (1/2ページ)
仕事に家事に2人の幼い息子の育児、そしてお腹には3人目の子供。
自分で選んだ生活だけど、罪悪感に苛まれる日もあって......。
神奈川県在住の40代女性・タニツラさんはそんな時、1人の男性の言葉に救われた。
<タニツラさんからのおたより>
夫婦共働きで、双方の両親は地方のため仕事家事育児とフル稼働な我が家。保育園に預けている我が子達(当時5歳と2歳)のお迎えはいつも延長保育で一番最後。
第3子の産休まであと少しだったある日、いつものように残業して大きなお腹でお迎えへ。
朝からの天気予報で夕方から降るとは聞いてたけど、朝バタバタしてて自分の分はもちろんのこと、子供達の傘も忘れていたのを、会社から保育園に向かう電車の中で思い出しました。
「酷い母親だな私は」望んで選んだ働きながらの育児ですが、心が折れそうになることも多々あります。
せめて頼れる両親が近くにいてくれたら......と何度も思いました。その日も最終のお迎えで、イヤイヤ期真っ盛りの次男をなかば強引にベビーカーに乗せ保育園の外へ。
降り続ける雨の中、大きなお腹で2人分の荷物も抱えて自宅に向かい歩き始めました。
仕事の疲れ、子供達の疲れ、これから帰宅して晩御飯の仕度か......と雨に打たれながら疲労感と、「遅くまで保育園に預けて雨に晒して、酷い母親だな私は」という自己嫌悪のような惨めな気持ちになっていたところ、通りかかった乗用車が横に停まりました。
そして、初老の優しそうなおじさまが「大丈夫? 傘、かそうか?」と、わざわざ声を掛けてくださったのです。
自宅まであと少しだったこともあり、感謝の気持ちをお伝えして傘はお借りしませんでしたが、わざわざ車を停めてまで声を掛けてくださったことが、その時の私には救世主のようで、疲労感や惨めな気持ちが一気に吹っ飛んだのでした。
少なからず「子供を預けてまで仕事して......」と後ろめたいような、申し訳ないような感情を抱えつつ、とにかく仕事も育児も家事もやるしかない!と毎日気持ちが張り詰めていましたが、温かいお言葉を掛けて頂き、とても救われました。