海外大学・大学院への進学者234人を調査、87.6%に海外経験 (1/3ページ)
最初のきっかけも「海外体験・滞在」が最多35.5%― 海外経験の種類と進学意識の関係に着目 ― 一般社団法人海外留学協議会(JAOS)が本年4月に設立した、JAOS留学総合研究所(JSARI)は、海外大学・大学院への学位取得留学に関する調査結果を公表します。主分析対象234人のうち205人(87.6%)に海外経験がありました。また海外学位留学を最初に意識したきっかけとしては「海外体験・滞在」が83人(35.5%)で最多となりました。海外経験が進学を考える入口の一つとなっていることがうかがえる一方、その影響を理解するには経験の内容にも目を向ける必要があります。本調査では、海外経験の有無と、留学を意識し始めた時期や学位段階との間には、強い結びつきは確認されませんでした。海外経験が進学を実現させる因果関係を示す調査ではありませんが、経験の種類・期間を踏まえた検討の重要性が浮かび上がりました。
■ 主な調査結果
1.海外進学実現者の87.6%に海外経験
回答者234人のうち海外経験ありは205件(87.6%)。海外経験者205人の内訳(複数回答)では、家族旅行・観光66.8%、学校主催の短期留学・研修25.9%、個人参加の語学留学24.4%など、さまざまな経験が含まれています。
2.留学を最初に意識したきっかけは「海外体験・滞在」が最多
留学を意識した最初のきっかけは「海外体験・滞在」83人(35.5%)が最多でした。続いて「仕事・専門職での必要性」34人(14.5%)、「身近な留学経験者」31人(13.2%)でした。海外体験に加え、身近な経験者との接点や教育・仕事上の環境など、多様な入口が確認されました。
3.学士と大学院では留学を意識する時期が異なる
学士課程への進学者では中学・高校段階で学位留学を意識した層が約8割。一方、大学院系では大学在学中・社会人以降が約3分の2でした。海外進学に関する情報提供や支援を、進学段階に応じて設計する必要性が示唆されます。