ユアン・マクレガーが初めて悪役を演じた『ガンズ&ゴールド』が日本最速公開!
1996年に公開された『トレインスポッティング』。その続編『トレインスポッティング2』が2016年に20年のときを経て公開される。20年前、『トレインスポッティング』で注目を集めた俳優のひとりが、ユアン・マクレガー。20年以上の役者人生で多彩な役柄を演じてきた名優だが、2014年11月1日公開の『ガンズ&ゴールド』では、初めて極悪人を演じることで再び注目を集めている。
ユアン・マクレガーは公開を前に、こうコメントを寄せている。
「ブレンダン(ユアン・マクレガーふんする切れ者の強盗犯)は、これまでと違った役柄を演じたいという、僕の望みにうってつけでした。彼の頑なさ、賢さ、他人を操作する手管などは非常に興味深いものです。
この映画はそのテーマをさらに追求するチャンスでした。また、ブレンダンには絶対的な指導者という側面もあります。誰もブレンダンには文句が言えないのです。これはなかなか愉快な経験でした。犯罪者であるが尊敬せずにいられない悪人。決して自らの信念を曲げず、誇り高い性格で、自らの邪魔をする人間には相応の代償を払わせるが、そのやり口は愛すべきもの。ブレンダンのような人物像は、ぜひ演じてみたかったんです」
ユアン・マクレガー演じる伝説の強盗犯ブレンダンは、屈強な犯罪者たちが収監されている刑務所のボス的存在。巨漢の中に落ち着き払った様子で陣取るブレンダンは、小柄で見た目や雰囲気からはボスの風格は出ていない。見た目とは相反して悪そうな二人の男を引き連れ、自分は手を下さずとも周囲の人間に恐れられる存在感を放つ。
ハードなアクションが満載の映画だが、緻密な心理戦と計略も見どころのひとつだ。
『ガンズ&ゴールド』は11月1日(土)シネマサンシャイン池袋他ほか全国ロードショー。
(取材・文/角政光<bashment>)