アニメ規制派は根拠なく感情論...TVタックル問題回を検証する (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

 だがしかし、先にも述べたように番組自体の構成がマナーもへったくれもあったものではなく、他人の発言に平気で大声を被せたり、いい話をしている最中にチャカしたり、アレでは表現問題に興味のない人間が見ても何も情報が残らないだろう。

 むしろ、視聴者の大多数にとって最も印象深かったのは、番組途中で登場したオタク軍団だったはずだ。彼らのビジュアルのインパクトが強烈で、それまでの規制問題に関する討論内容など頭からすっ飛んでしまっただろう。

 規制賛成派の言い分にはまともな根拠がなく、因果関係が不明な話を持ち出して印象操作しているだけだとか、中でもオタクに対する差別意識が酷すぎて、それはそれで人権問題だろうとか、そうした点は番組の中に盛り込まれていたので、完勝劇とされてもおかしくない。

 それなのに、あの番組が残したものは「オタクの気持ち悪いビジュアル」だけである。それが巡り巡って「あんな気持ち悪い連中は規制して当然」という世論に繋がってしまい「試合に勝ったはずなのに追い込まれる規制反対派」という不思議な状況に追い込まれてしまうのだ。

 こうした「討論・理屈では常に優っているのに追い込まれ続ける」という状態を打破しない限り、オタクコンテンツと看做されるアニメ・ゲーム・マンガなどへの迫害は止まらないだろう。

 では最後に、冒頭のリンク集の中にあったこの記事の内容を再度ご確認いただきたい。

(http://n-knuckles.com/media/mass/news001593.html)

 この中で私は「オタクを放送禁止用語にしよう」と述べたが、これは冗談でもなんでもない。オタクはそもそも差別用語であり、精神異常者を指すも同然の単語だった。であるならば、そんな言葉は言葉狩りされて当たり前ではないのか?

「自分達と何か違う」「よく解らないけど気持ち悪い」こうした世間の悪意なき人々の感情が積もり積もって差別になる。オタクもまさに過去この国にあった様々な差別と同じ道を歩んでいるのだ。

 もはや表現規制問題としてではなく、人権問題や差別問題として語るしか、二次元コンテンツを守る手段はないのではなかろうか?

Written by 荒井禎雄

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