【未解決事件の闇2】女性編集者失踪事件の容疑者逮捕...しかし一転無罪へ (2/2ページ)
別件についてはある程度、話はしたが、被害者のホテトル嬢と話していることが食い違った。
3月に入ると、ホテトル嬢逮捕監禁事件の裁判がはじまった。法廷では被害者による生々しい被害の供述(強姦や暴力)がなされた。監禁中の証拠写真やメモ帳といった物的証拠と供述との整合性が問われ、10月に無罪の判決が降りた。
釈放後、Xは反撃に出た。捜査を担当する県警、そして立件した検察、当のホテトル嬢らを訴えたり、日本弁護士連合会に人権救済の申し立てをしたりした。前者の告訴は途中で取り下げたが、後者に関しては日弁連が県警や検察に警告書を送っている。
反撃が効力を発したのか、県警は以後、Xに簡単に手出しができなくなってしまった。
獄中にいたときXは、辻出さんの両親と接見、「無罪になれば(辻出さんの件について)お話しします」と約束したが、釈放後、口を開くことはなかった。
※次号「突如浮上した某国拉致説...その真相は?」(近日配信予定)に続く
Written by 西牟田靖