両国大会チケット完売...インディ系プロレスDDTと「ももクロ」の共通項 (3/4ページ)

東京ブレイキングニュース

 その後、学生プロレス出身で、某インディ団体での透明人間との死闘で大きな話題を呼んでいた男色ディーノが入団し、彼の変幻自在のゲイ殺法がプロレスファンを飛び越えて一般層にウケ始める。そんな流れの中でデビューを果たしたのが、DDT・新日の2団体所属で知られる、業界の宝物こと飯伏幸太だ。

 このように少しずつ生え抜き選手が増え、変な団体にクセの強い変な選手が集まり、変な場所で変なルールで試合をするといった変な活動を続け、気付けばDDTは後楽園ホールはおろか、両国国技館や日本武道館、そして両国国技館2DAYSをフルハウスにするほどの団体へと成長し、頭の固いプロレス業界人も認めざるを得ないほどの存在になった。 業界盟主の新日本プロレスを始め、有名団体が軒並み落ち込んだり分裂縮小を繰り返す中で、DDTは着実に集客力と知名度を上げて行ったのだから無理もない。

 DDTは力道山時代から続く業界の格や序列を、業界の内部からぶっ壊してみせたのであり、これはUWFや総合格闘技が、どちらかというと既存のプロレス業界の外側から揺さぶりをかけた方法論とは全く異なっている。Uや総格は「プロレスとは違う」と言い張って人気を得たが、DDTは必死に自分達に出来るプロレスをやっているのに業界に認めて貰えず、それでも独自解釈のプロレスを世間に認めさせてここまで来たのだから。 言ってみれば「プロレス」という単語の意味を力ずくで変えてしまったようなエポックメイキングな団体なのだ。

 また、DDTの特徴は「訓練された客」にある。 DDTは17年にも及ぶ長い歴史の中で、マッチメイカーが危険ドラッグでもやりながら考えたとしか思えない奇想天外すぎる試合を何度もぶちかまして来た。それを払った金の分だけ楽しむには、観客達が自分の中の価値観を一度壊し、DDTの世界観に寄せる必要があったのだが、そんな事を繰り返す内にDDTファンはある種の達観した変な人種になってしまい、目の前で起きている事象を全て受け入れて参加するという特殊技能を身に付けてしまったのである。

 よくアイドルの現場(ライブ会場)でファン達の一糸乱れぬ応援が見られるが、DDTファンも10年以上前から同じようなノリだった。

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