【JKビジネスの現場】女子高生カフェの知られざる実態

デイリーニュースオンライン

「JKリフレ」や「JKお散歩」など、女子高生とのスキンシップをウリにするサービス店の摘発が相次ぎ、現在、「女子高生」と名の着く表立ったお店は、「女子高生カフェ」だけになっている。女子高生カフェとは、店員である女子高生とカウンター越しに話をしたり、料理を作ってもらうなど、まるで文化祭に参加している気分を味わえるお店。料金は30分毎に600円程度のドリンクもしくは料理を注文するワンオーダー制と、制限時間内での飲み放題コースを選べるのが一般的。もちろんお触りなどは一切ないが、意外な展開が待ち受けているという。「女子高生カフェ」で働く女のコに話をきいた。

 都内の某店で働くアイコ(仮名・17歳)は、黒髪で素朴なゆるふわ系の美少女だ。

「バイトの求人サイトを見て応募しました。学校が終わったら、そのまま制服で店に来て、21時くらいまで働いています。埼玉の家の近くのコンビニやファミレスより時給が高くて、仕事内容も簡単なので気に入ってます。もっとお金を貯めたいので、卒業までずっと続けるつもりです」

 聞けば、卒業後は美容師を目指して専門学校に進学する予定なのだとか。少しでも時給の高いこの女子高生カフェでバイトをして、お金を貯めているという。

ストーカー被害にも「まぁ大丈夫っしょ」

 キャバクラとは違い、指名制度があるわけではない。当然、指名に対するバックも存在しないので、余計な客に愛想を振りまいたり、気のある素振りを見せるわけでもない。健全な店とはいえ、やはり客はほとんどが男。実際、客と個人的に遊びに行くことはないのだろうか。

「え? そんなの全然ありますよ! っていうか、むしろそれって普通ですよ。あ、でも、ふたりっきりじゃないですよ(笑)。友達数人で、遊びに連れていってもらったりしています。もちろん、お店には内緒ですし、門限があるから夕方には解散しちゃいますけどね。最近では、友達とふたりで映画に連れて行ってもらって、そのあとバーミヤンでご飯をご馳走になっちゃいました」

 しかし、こんなにも純朴な笑顔を見させられれば、その気になってしまう客がいても不思議ではない。いかがわしい目的の客に絡まれたり、トラブルになったことはないのだろうか。

「仕事のあとに、ストーカーされたことはあります。電車の中にまでついてきて、少し離れたところから、ずっ〜と私のことを見ていたんです。あれは怖かったです。でも、まぁ、大丈夫っしょ(笑)」

 法の目をかいくぐり、いまだ存在するJKビジネス最後の砦「女子高生カフェ」。カフェとはいえ、見知らぬ男性と会話をし、食事に行くこともあるとは……。高時給につられ、危険なバイトに手を染める女子高生のためにも、新たな規制が必要なのかもしれない。

(取材・文/カマンベール与太郎)

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