NHKニュース「児童の性被害特集」でモヤモヤした点を検証する (3/3ページ)

東京ブレイキングニュース

(3) 子供にSOSを発信させるのに最も効果的なのは学校での性教育である

番組では 「家庭の中だけではなく、家庭の外でも相談できる場所を増やしていくという必要があると思う」 と結ばれていたが、最も効果的なのは学校での性教育である。 そもそも家庭に問題があるケースも多いのが子供の性暴力や虐待被害なのだから、家庭の中でだけどうこうすれば子供を守れるという話ではない。

 では、より多くの子供に必要な知識を身に付けさせてあげられる場所はどこだろうか? 考えるまでもなく "日本の殆どの子供が平等に通う小~中学校" である。 本気で子供を守りたいと考えるならば、肝心の子供自身に将来自分の身に降りかかるかもしれない危険を教えてあげるのが最も効果的なのだが、その点について日本は非常に遅れている。

 過去何度か寄稿した記事で、自民党の女性閣僚のヤバさを紹介したが、あんな連中が中世かというような時代遅れの女性観を振りかざし、「性について学ぶのは結婚してからでいい」 と言い放つような国では、今後も子供達は必要な性知識を学べず、子供を性の対象にするオトナ(男女共に) によって食い物にされ続けるだろう。

 しかし、NHKの番組内ではついぞこうした指摘はなく、結局のところ 「叩きやすい場所を犯人としただけ」 であった。 これは少し前に負の意味で話題になったTVタックルのオタク特集などと何も変わらない。

 このような特集が組まれること自体は喜ばしいのだが、もう少し正確に、また覚悟を決めて、真の病巣に切り込んでいただきたい。

Written by 荒井禎雄

Photo by jeronimoooooooo

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