3人に1人が肝機能に異常。肥満、高血圧を抜いて、生活習慣に関わる異常の第1位に。健康診断で見逃しがちな数値とは…。肝臓に効く“あの物質”が、日本人の健康のカギ。 (2/4ページ)

バリュープレス

その原因は、食べ過ぎ、ストレス、運動不足などの生活習慣にあると見られています。肝臓には解毒作用があり、体内で発生したアンモニアを尿素に変え、無害化する働きがあります。アンモニアは、肉類など高タンパク質の食品を多量に食べたり、ストレスを受けたりしたときに生じる、体にとって有害な物質。この分解処理に関わっているのが「オルニチン」と呼ばれるアミノ酸です。そしてオルニチンが肝臓でアンモニアを無害化する回路のことを、「オルニチンサイクル」と呼びます。
 γ-GTP 、ALT、ASTが異常値を示しているときは、肝機能が低下し、このサイクルも弱っている可能性があります。しかし、肝臓は自己修復力を持つ珍しい臓器。そのため、オルニチンを外から補充するなどのケアによって、再び機能を高めることが期待できると考えられます。

 当研究会の調査では、肝臓の数値が高めの人にオルニチンを毎日摂取してもらったところ、およそ8週間で改善効果が見られました。日常的にオルニチンを取ることが、肝機能を回復させる可能性があることが示されました。

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γ-GTP 、ALT、ASTとは
 γ-GTP 、ALT、ASTは、肝臓の細胞が何らかの原因でダメージを受け、破壊されるときに細胞から漏出する酵素です。γ-GTPが高い場合はアルコール性肝障害の疑いがあり、ALT、ASTが高い場合は肝炎や脂肪肝が疑われます。

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