【競馬予想】G1菊花賞も大番狂わせ…本命ワンアンドオンリーの行方は?

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【中央競馬・今週の狙い馬】

 今週のG1は3歳クラシック最終戦、菊花賞(10月26日/京都競馬場/芝3000m)。ここ3年は1番人気の馬が順当勝ちしているが、淀の3000は全馬初距離で大番狂わせがあってもおかしくない一戦。ダービー馬・ワンアンドオンリーの信頼度は!?

主役はワンアンドオンリー。しかし伏兵も魅力的

 毎週土曜日の夕方にラジオ番組に出演させていただき、予想と解説を偉そうに口にしている。皐月賞はお陰様で本命―対抗で決着。猛追して4着に入ったワンアンドオンリーは無印だった。理由は多々あるが、絞れば戦法に尽きる。弥生賞のような後方一気では恐らく届かない。中団待機で勝負すればなし崩しに脚を使わされ、自慢の末脚が鈍るのではないか。そう思ったのだ。ライバル陣より成長が遅いと感じていたので、ダービーまで待とう。

「今回はノーマークですが、ダービーでは本命に推します」と、一冠目の前日にリスナーさんに語ってしまったのだから困った男だ。勝手な僕の思惑通りに皐月賞−ダービーを駆け抜けてくれたワンアンドオンリー様。本当にありがとうございます。

 夏を越えて迎えた前哨戦の神戸新聞杯。◎ワンアンドオンリー、ダービー馬への信頼は揺るぎない。同時に密かな、いや、おおいなる楽しみがあった。◯トーホウジャッカルの走りだ。

ダービー馬以上か!? トーホウジャッカルの適性と成長力

 16頭中の9番人気という評価は実績を振り返れば仕方がない。何しろデビュー戦はダービー前日の5月31日である。あまりに遅い登場に加えて、1000万下で2着したばかり。重賞で目立つほうがおかしいのだが、一戦一戦で投げかけてくる底知れない魅力は際立っている。

 隠しているものがたくさんあるような気がしてならない。神戸新聞杯でもさらにその幾つかを披露してくれた。これまで通りにきれいに折り合ったこと。3~4角で身動きが取れない体勢になり接触するロスにも平気な顔だ。進路変更を余儀なくされた直線で身体を斜めにしながら再加速。その機敏さには驚かされた。身体能力の高さに加えてゴール板を過ぎても止まらずに走り続けようとするなんて、いったいどれほどのスタミナに恵まれているのだろう。

 馬を信じることは自分を信じることだと考えている。ワンアンドオンリーが成長しているように、トーホウジャッカルのそれはキャリアが浅い分だけ猛烈な速度かもしれない。母系や走法、体型から考慮して3000mへの適性の高さはダービー馬以上の可能性がある。大仕事をやってのけておかしくない器だと思う。

長距離で面白い! 相手に押さえておきたいこの3頭

 サウンズオブアースは、スピードの持続力が素晴らしい。長距離色の濃い母系と見栄えのするボディ。こちらも長丁場でより映えるはずだ。

 ウォルシェーブは、じっくり構えた前走で伸び切れていない。岩田騎手は先行勢の直後につけ積極的な競馬で粘り込む策を選ぶのではないか。

 後方組で怖いのはショウナンラグーン。距離延長と体力強化が重なり合う。中団あたりで立ち回れるようならおもしろい存在になりそうだ。

藤村和彦(ふじむらかずひこ)
競馬解説者。1992年から2010年までデイリースポーツ社で記者、デスクとして中央競馬を担当。現在は、週刊『競馬ブック』誌上での「藤村和彦のインタビュールーム」連載、ラジオ関西「競馬ノススメ」(毎週土曜16時30分〜17時)レギュラーなど、フリーで競馬予想、競馬解説、コラム執筆などの活動をしている。
公式サイト/netkeiba.com|No.1予想 藤村和彦

(Photo by TURF☆DUST

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