まるでフルコースを丼に表現したかのようなトリュフ香るラーメンを食べに行こう。巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦 (ジャパニーズソバヌードル ツタ)」 (2/4ページ)

まずはスープをひとくちレンゲでいただいてみると、ふくよかで優しい鶏と魚介のウマミが広がる。ウマミが広がった後を追いかけてくるのは素晴らしいコクのある醤油味。
まるで料亭ですまし汁をいただいているようなファーストインプレッションだが、最終的にはしっかりとラーメンを主張してくる、そんな味わい深いスープに驚いてしまう。
次に前菜としてメンマを頂戴してみると、こちらも丁寧に仕事がされている。メンマの歯ごたえをそのままに、ラーメンスープを邪魔しない味付けがされた、濃すぎもせず、薄すぎもせず、絶妙な味わいをたたえたメンマはこれだけで逸品となりそうだ。
ここまで完成されたスープや具にあう麺は難しい、そう思いながらも麺を持ち上げひとくち食べて驚いた。極上のスープの香りに負けない全粒粉。
絶妙な麺のゆで加減は歯触りも極上で、しっかりとコシで歯を押し返してくる楽しい食感なのだ。そして噛みしめるたびに小麦の香りを感じ、スープの香りと相まって極上のハーモニーを奏でてくれる。
そしてメインディッシュはチャーシュー。こちらのチャーシューはチャーシューというよりもローストポークといったほうが良いだろう。極上の肩ロースが絶妙の火加減を施され、最高の状態で提供されている。
スープのなかで柔らかく暖められた極上の肩ロースは、たっぷりとスープを含んでいる。さらにチャーシューの上にはトリュフソースが添えられている。
たっぷりとスープを含んだチャーシューを噛みしめるたびに溢れる肉汁とスープが口の中で渾然一体(こんぜんいったい)となり、鼻腔をくすぐるトリュフの香りをたずさえ、高貴とも言える味わいを紡ぎだす。